東京都美術館展覧会~新印象派~を目と舌で味わう

美術館で絵画を鑑賞後、今見てきたばかりのアートに思いを馳せつつお食事をいただく。
鑑賞後気分を変えるのではなく、展示の続きを観る感覚で・・・まさに眼福と口福を味わった本日。

上野の東京都美術館の新印象派展に足を運んでまいりました。
そして館内のレストランIVORYで、新印象派の絵画やその背景からインスピレーションを得て生み出されたスペシャルコースをいただきました。

まずは点描を特徴の一つとする新印象派絵画をイメージして、クスクスの中に色とりどりの野菜がちりばめられたタブレ・サラダ。上に蟹肉とホワイトセロリがのってビネガーのきいた、冷たい一皿。さっぱりといただけます。
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2皿目は、フランスからのちに新印象派が伝わったというベルギーの食材、ベルギーチコリとホワイトアスパラガスに白いソースと生ハムをのせたグラタン。お皿もアツアツの状態でサーブされます。
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メインは、牛肉の煮込み。また心はフランスに戻り、南仏の野菜の重ね焼きが付け合わせに添えられています。薄くスライスしたズッキーニやトマト、玉ねぎを重ねてオーブンで焼かれておりお味はラタトゥイユ風。お肉はナイフがいらないほど柔らかく煮込まれていて、トマトとブイヨンを煮詰めたソースが美味しい。
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お料理がこのように絵画やその時代背景を意識して構成されているので、見てなるほど・食べて納得。
こういう楽しみ方もあったか、との思いです。

最後はデザート。
モネは料理好きで自分でも腕をふるっていたようで、その残されたレシピをもとに日本の吉野建シェフが監修して作られた料理本があるそうです。→こちら
そのレシピで作られたほうれん草とピスタチオのケーキ、デコレーションにバニラアイスと砕いたラズベリーとピスタチオが散りばめられ、ここでも点描が表現されています。また点描には原色が、しかも反対の色を使うということで、緑と赤という色あわせにも意味があるのだそうです(ここのところ、難しくてうまく説明できません・・・)。
ケーキは昔ながらのどっしりとした硬いスポンジにたっぷりのバタークリーム、それでも現代風に軽くされたとおっしゃる通り、甘味が控えられているのかバタークリームもあっさりといただけ、食後もけっして重さを感じませんでした。上に乗った丸ごとのピスタチオが砂糖がけされているものの、ほんのりと塩気が感じられ、それが印象的な美味しさでした。
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全てが新印象派マジックかと思うほどの統一感、気持ちの良い疲労に満たされた一日でした。
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by arnofood | 2015-02-19 17:48 | プライベート | Trackback | Comments(2)
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Commented by desire_san at 2015-03-18 11:57
こんにちは。
私も、『新印象派』展 を見てきましたので楽しく拝見しました。新印象派という美術運動は生まれた流れと歴史的に意味がわかり良かったと思いました。スーラの『セーヌ川クールブヴォアにて』は不思議な清涼感の魅力を感じました。

私も新印象派の絵画の特徴や魅力を整理しも自分なりの見解をまとめてみました。。読んでいただけると嬉しいです。ご意見やご感想など何でも結構ですのでコメントいただけると感謝致します。


Commented by arnofood at 2015-03-27 01:28
コメントありがとうございます。私は美術は門外漢ですので、素晴らしい名画の数々を感覚的に楽しむことしかできませんが、それでも新印象派が生まれ育ってまた形を変えていった軌跡を俯瞰することができた「新印象派展」は特別に心に残りました。
貴ブログは大変本格的に美術を取り上げておられて勉強になります。私には少々難しく読むのに時間がかかりますので、ゆっくり拝読して考えをまとめてから
コメントさせていただきますね!


イタリアンがベースの、美味しくて楽しい家庭料理教室を開いています。


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